宇佐6−1山

【前書き】
 掲示板のすみっこさんが紹介してくれた宇佐六山に登りました。どうやって六山を縦走するか。色々考えましたが、どちらにしても時間は相当掛かりそうです。
 今回は、香下ダムから妙見山に登り、谷山、石山、鬼落山、石井山、高山まで歩き、鬼落山と石山の間の石山峠から石山登山口に下山して、香下ダムに戻るコースを歩くつもりでしたが、どうなることやら。
 尚、今回の登山計画を作成するに当たり、HP『おおいた山日記〜低山を歩く〜』中の『新・宇佐市の山』を参考にさせて頂きました。

【年月日】’10.2.7(日)
【コースタイム】香下ダム妙見山登山口(7:25)→射場越(7:50)→妙見山(8:15)→射場越(8:40)→谷山(9:05)
          →石山(10:15)→石山峠(11:15)→鬼落山(12:07-30)→石井山(13:20-30)→鬼落山(14:10)
          →石山峠(15:00)→石山登山口(15:05)→妙見山登山口(15:30)

【同行者】単独

【写真と解説】


 香下ダムの妙見山登山口前の駐車場です。登山口は“南無阿弥陀仏”だったかな、と書かれたお墓の横を通って登っていきます。
 墓石の正面に“南無阿弥陀仏”と記す。中々お目にかかりませんが、正しい表記だと思います。


 射場越から妙見山に向かう。妙見山山頂は山城跡で平らなのだが、藪だらけで展望もあまりない。妙見山史誌の詳しい看板はあるが、藪の中の看板はいただけない。城跡として整備されたら素晴らしい展望が得られるだろうと思うと残念でなりませんでした。
 射場越に戻り、谷山を目指す。なだらかな樹林の中に谷山の小さな標識。標識がなければ、どこが谷山か分からないと思います。
 谷山から5分くらい歩いた尾根に池?イノシシのヌタ場じゃ!周囲に足跡もあります。しかし、尾根筋にこんなに水が溜まるとは。イノシシは地下の水脈を知っているんでしょうね。いや〜、大したのもです。


 石山を目指して展望のない林の中をテクテク歩いていくと急に露岩帯に出て展望が開ける。
 ここからの展望は中々良いです。大体、この六山を巡るコースは、ずっと林の中。山頂からの展望もほとんど望めません。
 写真奥の山が石山ですが、薄暗い山頂で外界は何も見えないのです。 


 遠くに由布岳(右)と鶴見岳が見えます。鶴見岳は山頂に雲が掛かっている事が多いのですが、今日はすっきり頭を出しています。


 石山山頂は木々に覆われて薄暗く、何も見えないのですが、『加藤肥後守遠拝碑』があるということは、昔はここからの眺めは良かったのでしょう。
 加藤肥後守とは、加藤清正のことなんでしょうかね?


 石山から峠に降りる途中です。今から登る鬼落山(左)、石井山と登らなかった高山(右)が見えています。この時点で歩行時間が3時間ですから、高山まで往復に6時間掛かったとしたら、石山登山口への下山が16時半頃と予想する。25000分の一地形図を見ると鬼落山の勾配よりも石井山西斜面と高山東斜面の勾配の方がきつい。既に膝が悪化し始めているので、無理をせずに石井山から引き返すか、と考える。


 八面山(右端)の南に奇岩が見えています。20万分の一地形図があると確認しやすいのですが、この地区の20万分の一地形図はあいにく持っていません。
 どこでしょうね。


 望遠で拡大してみました。足嶽(552m)(右の山)とその南東の耶馬溪ではないかと思います。
 この後、鬼落山を真正面に見ることができる場所で道迷い。正面は崖のために前進できず。左右も道が無く、道迷い時の鉄則に従い少し引き返すと右に道がありました。
 展望の全くない鬼落山から石井山へ向かう最中にも広い登山道を前進していたら、左後ろから「こんにちは」との声。おじいさんが2人。石井山方面はそっちのよう。おじいさんと「この道間違いますよね」と話しながら赤テープのあるおじいさん2人が登ってきた方に下る。今日は2回、迷子になりそうになりました。

【後書き】
 宇佐6山のうち、5座に登りました。どの山も展望がないのが残念です。特に妙見山は史誌の看板まで掛かっているのに辺りは藪だらけです。残念です。城跡なら障子ガ岳のように整備して、展望も得られるようにしたら良いと思うのですが。6山全部山頂付近の木を定期的に短く刈り込むだけでも楽しい山歩きができると思います。福智山の横の鷹取山も整備されて、ここから見上げる福智山は迫力があります。工夫して欲しいですね。

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